2008年04月04日

まず、前立腺とは?

前立腺がん (ベスト×ベストシリーズ)

前立腺は、男性だけが持っている生殖器官の一部です。
大きさ・形はちょうど栗の実くらいで膀胱のほぼ真下にあり、尿道を取り囲んでいます。

前立腺は何をしている臓器かと言いますと、精液の15〜20%を占める「前立腺液」を分泌していて、青年男性では盛んに活動しています。(精液の中の精子は精巣、つまり睾丸が作っているのは有名ですね。)その前立腺液には精子を守る働きがあります。

さらに前立腺は、生殖機能だけでなく膀胱の出口を開け閉めしたりする、
排尿のコントロールにも関係しています。
詳しいはたらきについては、まだ未解明の部分も多いのですが、膀胱のすぐ下にあり、
真ん中を尿道が通っている位置関係からも、排尿に影響を与えていることがわかります。
ですので、前立腺に異常が起きると、トイレが近くなったり尿がでにくくなったりします。

高齢になると役割を終えて次第に退化するのですが、異常をきたす場合があり、
その代表的なものが前立腺肥大症と前立腺がんです。

前立腺は解剖学的に大きく分けて内側(内腺:ないせん)と外側(外腺:がいせん)
に分けられます。
(前立腺の超音波検査や特にMRIではこの2者を分けて見ることができます。)
最近は移行ゾーン・中心ゾーン・辺縁ゾーンの3つに分けることもあり、
移行・中心ゾーンは内腺、辺縁ゾーンは外腺にあたると考えられます。

前立腺肥大症は内腺が肥大してきたもの(外腺は圧迫され薄くなる。)で、
前立腺がんは、おもに外腺から発生します。
posted by pros at 22:11| 前立腺がん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月03日

前立腺がんとは?

がんは、1980年を境に日本における死亡原因の第一となりましたが、その比率は、
1990年には30%を超えて、ほぼ3人に1人はがんで死亡するようになってきました。

その中でも前立腺がんは世界的に罹患率の高いがんであり、男性のがんの約10%を
占めるといわれています。

そして、前立腺肥大症と同じように、前立腺がんも年齢が高くなるにつれて、
増えてくる病気です。

また、前立腺がんは一般的には、欧米人に多くアジア人には比較的少ないがんと
考えられていましたが、生活慣習の欧米化にともない、高齢化の進展とあいまって、
日本でも増加傾向の著しいがんのひとつとなっています。
ちなみに、泌尿器科で扱う男性のがんでは、前立腺がんが最も多く発症します。

厚生労働省の統計によると、前立腺がんによる死亡者数の年間割合は、

1975年には1000人強でしたが、
1993年には4000人以上、
2002年には8000人以上、

と急激な勢いで増えています。
現在、日本での患者数は100万人以上いるといわれ、50歳以上の男性の約300人に
1人がかかっています。

また、1年間に10万人あたりの人口割合から算出しますと、10万人当たり10人ほどが、
新たに前立腺がんにかかるといわれています。

前立腺がんは50歳以上から増え始め、70歳代では、患者さんの数は10万人あたり
約100人、80歳以上では200人を超えます。


政財界、芸能界の著名人のなかにも前立腺がんを患っている方もおり、
前立腺がんについての様々な情報がマスコミの報道などを通じて、
皆さんのもとに送られる機会が増えていると思われます。

最近では、医療機関でも前立腺がんについての問い合わせが急増しており、
この病気に対する意識が高くなっていることがうかがえます。
posted by pros at 23:58| 前立腺がん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月02日

前立腺がんの原因

前立腺がんの詳しい原因は、まだ明らかになっていませんが、食生活の欧米化により、
動物性脂肪やたんぱく質の摂取量の増加、
アルコールの過剰摂取、
などが要因として考えられています。
一方で、食物繊維やビタミン類などの緑黄色野菜の摂取量が減っていることも影響している
と考えられています。

また、前立腺がんの原因の一つとして、老化に伴う男性ホルモンと女性ホルモンのバランス
の崩れとされていて、発生も50歳代から増加し始めます。
平均寿命の伸びとともに発症数も増えてきています。

最近、遺伝子の異常が原因とも言われていますが、細胞がなぜ『がん化』するのかについて
はわかっていません。
ラベル:原因 前立腺がん
posted by pros at 01:32| 前立腺がんの原因 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。