大きさ・形はちょうど栗の実くらいで膀胱のほぼ真下にあり、尿道を取り囲んでいます。
前立腺は何をしている臓器かと言いますと、精液の15〜20%を占める「前立腺液」
を分泌していて、青年男性では盛んに活動しています。
(精液の中の精子は精巣、つまり睾丸が作っているのは有名ですね。)
その前立腺液には精子を守る働きがあります。
さらに前立腺は、生殖機能だけでなく膀胱の出口を開け閉めしたりする、
排尿のコントロールにも関係しています。
詳しいはたらきについては、まだ未解明の部分も多いのですが、膀胱のすぐ下にあり、
真ん中を尿道が通っている位置関係からも、排尿に影響を与えていることがわかります。
ですので、前立腺に異常が起きると、トイレが近くなったり尿がでにくくなったりします。
高齢になると役割を終えて次第に退化するのですが、異常をきたす場合があり、
その代表的なものが前立腺肥大症と前立腺がんです。
前立腺は解剖学的に大きく分けて内側(内腺:ないせん)と外側(外腺:がいせん)
に分けられます。
(前立腺の超音波検査や特にMRIではこの2者を分けて見ることができます。)
最近は移行ゾーン・中心ゾーン・辺縁ゾーンの3つに分けることもあり、
移行・中心ゾーンは内腺、辺縁ゾーンは外腺にあたると考えられます。
前立腺肥大症は内腺が肥大してきたもの(外腺は圧迫され薄くなる。)で、
前立腺がんは、おもに外腺から発生します。
【前立腺がんの最新記事】

